それって何の意味があるの?

自民党の麻生太郎副総理・財務大臣の発言が物議を醸し出している。昨年9月に私立N高校の特別授業に出演した際の発言が、ネットで拡散され話題となった。その内容は「きちんとした教育はもう小学校までで十分じゃないかと。中学まで義務にする必要あんのかと」というものだった。さらに数学をやり玉に挙げ、因数分解や微分積分のほか、「サイン、コサイン、タンジェントなんて言われて、何のことかまったく残ってないと思うね、一回も使ったことがないと思う」とバッサリだった。

数ヶ月前の麻生氏の発言。国の実質No2の発言とは思えないですが、おそらくこの考えは一定数あるんだろうなと思います。私も関わる分野であればより深く知りたいと思いますが、これから日本の古文、中国の漢文を勉強して知識を深めたいかといえば正直NOです。ただ、これから学問を修める子どもには一度は取り組ませる必要はあると思います。その理由としては姪が古典の教員や研究者になりたいという目標のもと大学を選択し勉強しているからという身近な例があるからに他なりません。もしこんな姪がいなければ私は今でも現代の学問に古典や漢文はいらないだろうと麻生イズム満載の思想を持っていたことと思います。

現在、弊社ではPythonを中心としたカリキュラムを構成しています。ちなみに海外の大学もPythonを勉強します。MITも学習の導入にPython言語を定めており、教育分野では事実上の標準言語としての地位を確立しています。そして日本の大学はというとC言語を中心に学びます。この日本と海外の違いとして大きく分けると、日本は『コンピューターの仕組み』を知ることが重要と考え、海外は『データサイエンス』が重要であると考えているからです。海外はプログラマーになることが最終目標ではなく、データ分析が出来ることは今後世の中がどうなろうともどんな職業に就こうとも必ず需要があり、そこには文系も理系も関係なく誰でもやったほうがいいというスタンスがあるので、やはり冒頭の麻生さんの発言はちょっと浅いんですよね。むしろ、国民の学力向上にはかなり手前の段階でストップを掛けているようにも思えます。公教育に任せっぱなしはもはやありえない時代なんでしょうね。

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