段階。
何事にも段階を踏むということが大切だと私たちは知っています。そして、この段階を子どもたちは踏んでる訳ですが、ある法則があるような気がしたのでここにしたためておきます。子どもがつまずき、出来ないことにも段階があり、
小学校中低学年は、
1.思考力が足りない(やはり考えが及ばないという基本的なことに起因します)
2.集中力が足りない(日ごろから簡単なことばかりをさせている為、思考すると疲弊します)
3.忍耐力が足りない(ここが別れ道ですが、集中力が切れても頑張れる子もいます)
そして、高学年は、
1.想像力が足りない(答えありきの問題を解くことしかしてこなかった為)
2.注意力が足りない(思考は追いついているのに答えに辿り着かないケース)
3.努める力が足りない(努力って何?状態)
大人も子どもも技能を身に付けるには、時間と努力が必要です。お手軽な教材や電子ツールや天才児を作り出しますみたいな教室が増えたせいで忘れ去られていそうですが、毎日1時間も費やせないで、そしてそれを何年も継続しないで子どもに技能が身に付くのか甚だ疑問です。そういったことに立ち返った教室作りをしようと常々考えています。